入社の理由

就職活動は、あまり業種や業界は絞らず、営業職という職種をメインで進めていました。というのも、当時カフェでアルバイトをしていたのですが、お客様へ「こういうのがおすすめですよ」と提案して話すことがとても好きだったので、人と接するという点において営業関連の職種がいいかなと思っていたんですよね。

同じ営業でも、メーカーさんだと決まった商品がある一方で、ビーウィズが扱っているのはBPOサービスなどの無形商材。お客様に合わせて柔軟に対応できる点が魅力に感じ、入社の決め手の一つとなりました。

また、選考を進める中で、大手企業の面接は学生が横並び一列になり面接官が数名いて…というところがほとんどでしたが、ビーウィズは一対一の面談が多く、雰囲気が自分に合いそうだと感じました。そして、関わる人事の方がとてもいい人だったので、その点も決め手として大きかったように思います

総合職として採用され、当時の初期配属は、営業・オペレーション・コーポレートという主に3部門の中から、自分の希望や会社の方針などを総合的に判断されるのですが、私は就職活動中の想いも繋がり、営業職に配属されることになりました。

業務としては、コンタクトセンター・BPOサービスの提案営業が中心です。新規でテレアポをしたり、イベントで名刺交換をしたり、お客様の紹介で新たな顧客にご提案したり、既存クライアントの社内別部門に広げて行ったりと、新規と既存の両軸で営業活動を行っていました。その中で、私が所属していた部門は、営業先の業種・業界を問わないチームだったのですが、メンバーで役割分担し、私が主にターゲットとしていたのは製造や食品業界でした。

正直なところ、入社当初は「そもそもBPOって何だろう？」と思うレベルのサービス知識でした。そこから事務業務のBPOについてや、実際にお客様が困っている内容を勉強しましたね。営業スキルもなかったのですが、情報の出しどころや引き際など、1〜2年かけて営業手法も模索しました。時間をかけて地道に進めていた覚えがあります。

製造・食品業界にはコンタクトセンターだけでなく事務業務のBPOニーズも多く、人事や貿易事務、物流管理などBPOできそうなところは幅広く対応していました。「提案・運営実績は少ないけど挑戦してみよう」という想いで、いろいろとやらせてもらった記憶があります。

仕事をする上では、お客様のリアクションにすぐ返事をしたり、確認が必要なことでも一旦何かしらの反応をしたり、依頼に対するスケジュールを明確に提示したりといったところを心がけていました。ビーウィズの営業は、対社内、対クライアントと多方面と関わることが求められる立場なので、営業力はもちろんですが、社会人としてのコミュニケーションマナーやスケジュール管理、タスク調整のスキルは営業をしていた期間で染み付いたように思います。

3〜4年目からは営業の流れも理解できて、後輩を育成する立場にもなりました。入社当初と比べて成長を実感できたタイミングかなと思っています。3年目以降になると、1〜2年目でアプローチしていた営業先がこのタイミングで案件依頼→契約に結びつくこともありました。1〜2年目で営業手法を学んだり、コンタクトセンターに限定せずに、お客様のニーズに合わせて提案してきたりしたことが、3～4年目に結果として出たと思います。私の感覚では、5年目にしてやっと一人で一気通貫して、契約獲得まで動かせるようになった思います。

入社時は「これがやりたい！」という明確なものはなかったのですが、会社の最前線としてさまざまなお客様にお会いする業務を通して「お客様にいいものを届けたい」「社会人として自分の引き出しを増やしたい」「一人前の営業として業務にあたりたい」という思いが強くなりました。さらに「大型の案件を担当したい」「この案件は絶対受注したい」という思いも増えていき、そういった気持ちに突き動かされて営業を頑張ってこられた気がしています。

現在の仕組みと比べると少し遅いですが、ジョブローテーションで2024年からOmnia LINK事業本部 マーケティング・オペレーションデザイン部へ異動になりました。2〜3年前に新設された部署で、今は4名ほどで業務にあたっています。

Omnia LINK事業本部には、営業部門と私の所属するマーケティング・オペレーションデザイン部があります。後者はマーケティングと運用サポートを担当している部署で、その中でもマーケティングチームがリード流入や媒体掲載の管理、イベント周りの準備や運営を主に担当しています。

以前の部門はマーケティングチームがなかったので、自分たちで新規でテレアポをするなど割と自由に幅広く動いていたのですが、Omnia LINKはマーケティングチームを設け、戦略的に進めています。

また、今は広報活動による案件相談が来てからアプローチするインサイドセールス（＝プル型の営業）が中心なのですが、新規開拓のようなプッシュ型営業で大きな案件の獲得を目指そうという取り組みも強化していて、営業部門と連携を取りながら施策を考えているところです。その部分においては、マーケティング部門ではありますが、営業職としてお客様と接する中で得てきたものが役立っているように思います。

イベントを作ったり動画を作ったりとクリエイティブな面も多く、「どうやったらみんなが来てくれるか」「どうすればイベントでブースの見栄えが良くなるか」など、“考える力”が求められる場面が多いです。そこは今もまだ苦戦しながら取り組んでいますね。

まだ異動して数カ月なので、Omnia LINKがどういう商材で、実際に現場でどういう声が上がっているのかを、もっと深く知っていかなければいけないと思っています。

また、Omnia LINKはこれまでコンタクトセンター事業に注力していたビーウィズが数年前に立ち上げた、成長を期待されている事業です。私自身の営業職での経験を活かし、プッシュ型営業で大きな案件を獲得することを目指したいです。

上長から「失敗してもいいから思ったことをやってごらん」と言ってもらえている環境なので、どんどんトライアンドエラーをしながら進んでいけたらと。“まずはやってみる”ことを続けていきたいと思っています。

営業の現場からは半年ほど離れてしまっていますが、視野を広く持ちながら、イベントに足を運んでプッシュ型営業について勉強をしていきたいですね。今は自分の考えや感覚で動いている部分が大きいので、BtoBマーケティングを進めている会社の事例を学び、実務に活かしていけたらいいなと思います。